相続物件の手続きでは判断に専門的な知識を要するケースも少なくありません。

そのため、「どの窓口に相談すべきだろう」と迷ってしまうことも多いと言えます。

相続物件の相談先を相談内容ごとにご紹介します。

 

■相続物件の手続きについて相談できる窓口

 

相続物件の手続きについて相談できるのは次のような窓口です。

 

・不動産会社

・弁護士

・司法書士

・税理士

・自治体

・金融機関  など

 

窓口によって対応している相談内容が異なります。

相続物件の相談については、相談したい内容に応じて窓口を使い分ける必要があります。

 

■相続物件の手続きはどこに相談すべき?

 

相続物件の手続きをどこに相談すべきか、相談したい内容を例に窓口をご紹介します。

 

ケース①相続物件をはじめとして預金などの相続手続きをしたい

 

相続した土地や物件、預金、有価証券など遺産について確認し、遺産ごとに相続手続きをしたいというケースです。

このようなケースでは弁護士や司法書士などが相談窓口になります。

 

ケース②相続物件の登記手続きについて相談したい

 

相続物件は名義が被相続人(亡くなった方)のままになっています。

2024年に相続登記(名義を被相続人から相続人に変更する手続き)が義務化したため、相続した土地や物件の名義変更や登記について教えて欲しいという方は少なくありません。

相続登記などの各種登記手続きの専門家は司法書士です。

 

ケース③相続物件など遺産の税金について相談したい

 

土地や物件、預金など遺産についての税金のことであれば税理士が相談窓口になります。

また、相続物件を売却する際の譲渡所得税といった税金について疑問がある場合も税理士に相談可能です。

 

ケース④相続物件の不動産売却について相談したい

 

相続物件の売却について相談したいという場合は不動産会社に相談できます。

ただ、不動産会社の中には相続物件をあまり扱っていない会社もありますので、注意してください。

相談先にするなら相続物件の扱いを得意としている不動産会社がおすすめです。

 

ケース⑤相続物件をどうすべきか迷っている

 

相続物件を売却すべきか、それとも運用すべきか。

相続物件をどのタイミングで売却すべきか。

このように、相続物件の扱いに悩んでいるケースでは、不動産会社への相談がおすすめです。

相続物件を最終的に売却したいが、どの手続きから着手すべきか分からないといったケースでも、不動産会社への相談がおすすめです。

 

■最後に

 

相続物件の手続きや売却に関するお悩みを相談する場合は、相談内容によって窓口が違っているため注意してください。

大まかに相談窓口を分けると次のようになります。

 

・相続税など税金に関する相談→税務署、税理士

・相続登記に関する相談→司法書士

・相続トラブルや権利関係など法的な対処に関する相談→弁護士

・遺産分割や遺産の調査に関する相談→司法書士、弁護士

・相続物件の売却に関する相談→不動産会社

・相続物件の扱いや管理に関する相談→不動産会社

・相続物件で悩んでいてどこに相談すべきか分からない→不動産会社

 

当社は相続物件の扱いを得意としている不動産会社です。

相続物件の売却・管理・扱いなどで分からないことがあれば、お気軽にさとう不動産へご相談ください。