不動産を相続するときは「どのような手続きをすべきか」と悩んでしまうことが少なくありません。
不動産相続はどのような流れで進めるべきなのでしょうか。
この記事では不動産相続の流れや、困ったときの相談先などを解説します。
■不動産相続の流れ
不動産相続の基本的な流れは、まずは遺産分割について話し合い、それから相続手続きをするという流れです。
流れの中で決めておきたいことも含めて説明します。
1.まずは遺産を確認する
2.遺産分割について相続人で話し合う
3.遺産に不動産が含まれる場合は売却など今後のことについても話し合う
4.遺産ごとの相続手続きをする
以上が基本的な不動産相続の流れになっています。
分かりやすく事例で説明します。
父親が亡くなり2人の息子(AとB)が相続人でした。
AとBは父親の遺産を調査したところ、父親名義の預金や有価証券、不動産(実家)があることが分かりました。
AとBはこれらの遺産をどのように分割するか2人で話し合うと共に、将来的なトラブルにならないように実家をどうするかについても話しました。
相続人であるAとBの話し合いの結果、実家はABで相続し、近いうちに売却することにしました。
その上で相続不動産の名義を亡くなった父親から相続人であるABに変更する手続き(相続登記)を行いました。これが不動産相続の基本的な流れになります。
なお、実家などの不動産は相続登記により被相続人(亡くなった人)の名義から相続人の名義に変更しておかないと売却できません。
売却の際は後から「なぜ売ったのか」などと他の相続人とトラブルにならないように、他の相続人に理解を求めておくと安心です。
■不動産相続の流れで困ったら?
不動産相続の流れで困ったら、専門的な窓口に相談可能です。
相談できるのは次のような窓口になります。
・相続に強い士業などの専門家
弁護士や司法書士などの相続に関する専門的な知識を持つ士業は相談窓口のひとつです。
たとえば不動産相続の流れの中でトラブルになってしまったら、相続をはじめとした各種の法的なトラブルに対処・アドバイスできる弁護士がおすすめの相談窓口になります。
また、司法書士は相続登記の専門家です。
相続や名義変更の流れで分からないことがあれば、司法書士を相談窓口にすることも可能です。
・不動産売却の専門業者
相続不動産を最終的に売却するつもりなら、売却に特化している専門業者も相談窓口になります。
専門業者に相談すると、相続から売却までの手続きの流れを説明してもらえる他、「まず何をすべきか」なども教えてもらえます。
売却を考えている場合は、まずは専門業者への相談をおすすめします。
■最後に
不動産を相続するときは遺産を確認し、遺産分割や相続手続きをするという流れです。
不動産の場合は相続登記をしなければ売却できませんので注意してください。
不動産の相続から売却までの流れで困ったことがあれば、不動産に関する総合的な窓口である専門業者に相談してみてははいかがでしょう。
当社は相続不動産の扱いを得意としている専門業者です。
困ったことがあればさとう不動産へご相談ください。